手 軽 さ 50/100
コ ス ト 30/100
アレンジ30/100
身体負担50/100
知  識70/100
ペ ー ス 50/100
えのきたけダイエット
きのこは何の仲間かご存じですか。スーパーできのこが置かれているのは多くが野菜売り場です。

そのため、野菜か植物の仲間なのだろうと思われているかもしれませんが、きのこは菌類です。納豆菌や乳酸菌、麹菌と同じ仲間ということです。

えのきたけなどのきのこに共通することは食物繊維を多く含んでいます。→食物繊維とダイエットの関係について

食物繊維は食べると胃腸の中で分解され、善玉菌を増やして腸内環境を整えたり、余分な脂質を便として排泄させたりする働きがあり、ダイエットに重宝される食材です。

つまり、きのこは「からだの掃除屋」として、体内のいらなくなったものをきれいに出す機能を持っているのです。

毎日食事を摂っていれば、食物のカスである便も毎日排泄されて当たり前。このバランスが保たれてこそ、ダイエット効果が発揮されます。

しかし、食物繊維の摂取量が減れば、腸の活動が鈍り、便を「排泄する」量が減るのです。体内でいらなくなった栄養素も、排泄されず長い時間腸内に留まればやがては毒素となり、それが全身に巡って、からだ全体に悪影響を及ぼすことになるのです。

毒素の溜まった腸は、摂取した食材が持っている栄養分を吸収する力も下げてしまいます。

腸壁から血液中に栄養を取り込むときに、便が邪魔をするからです。それでは健全なダイエット効果は望めませんので、欧米化した食生活が定着しているいまこそ、えのきたけを食べて日本人は「排泄力」を高めるべきです。

食物繊維が体内をきれいにするなら、食べるものは野菜でもいいのではないかと思われるかもしれませんが、野菜の食物繊維ときのこの食物繊維は、その性質がまったく異なり、多くの野菜に含まれているのは、主に細胞が壊れやすい可溶性の食物繊維です。

たくさん食べても早く分解されやすく、便通の改善にまでつながらない一方、きのこの食物繊維は、主に細胞が壊れにくい難溶性の食物繊維。便からそのまま出てきてしまうのは、きのこの性質の違いのためです。

きのこも野菜と同じように水分を多く含む食材ですが食物繊維となる細胞壁が丈夫なために腸にたまりやすいのが特徴です。

えのきたけから生活習慣病と呼ばれる肥満や高血圧に役立つことが認められる研究データが挙がったのです。えのきたけには他のきのこ以上の薬効成分があると実証されたのです。

わかったことはダイエット効果以外にも、免疫力を上げることはできるのかでした。血糖値や血圧に良い影響があり、その中でもっともダイエット効果が高かったのです。とくにお腹の内臓脂肪の減少効果は目を見張るものがあります。

えのきたけを食べればお腹からやせます。えのきたけは、日本人の健康増進に役立つ優れた食材です。とくにダイエットを心がける皆さんには、ぜひ食べてもらいたい食材なのです。

えのきダイエットはえのきたけだけを食べ続ける方法ではありません。
どれだけ食べればいいのか、それは毎日の食事にえのきたけを100グラム加えるだけでいいのです。

いっしょに食べてはいけないものはないですし、カロリー計算もまったく必要ありません。日本料理でも中国料理でもイタリア料理でも、好きな料理にえのきたけをプラスして、おいしく食べるだけでいいのですしかも、えのきたけはお手頃価格で一年中手に入る家計の優等生です。


①えのきたけの食物繊維量はキャベツの2倍以上数ある食物繊維の豊富さ。
さらに成分には、えのきたけの食物繊維を形作る細胞の骨格となる他のきのことは異なる特徴があります。その成分とは細胞壁の中に含まれるキノコキトサン (キトグルカン)という多糖類です。

その含有量はきのこの中でナンバーワンなキノコキトサンには、胃で消化されることによって腸を刺激し、蠕動運動を促す作用があります。溶けにくい食物繊維がお腹に溜まることで消化をするために腸がよく動くようになるのです。

単に排泄を促すだけではありません。キノコキトサンは血液中に溶け込むと、肥満のもととなる血中の余分な脂をからめ取るようにして、便としていっしょに排泄してくれるのです。

便だけでなく脂肪も排泄してくれるきのこキトサンこの成分をたくさん含むえのきたけを食べることで痩せることができます。→食物繊維とダイエットの関係について

②えのきたけには血液の流れを促す働きがある。
健康を保つために、血液の流れをよくすることは極めて重要です。
からだをつくる細胞が元気に働くために必要なのは、食べものから得た栄養素と、呼吸で得た酸素です。この2つを全身の細胞に送り届けるのが血液であり、通り道となるのが全身に張り巡らされた血管です。

血液の流れがよければ栄養分はからだのすみずみまで届けられてきますし、全身のからだが活性化されて基礎代謝も向上するのでカロリー消費を助けます。
 
頭から手足の末端まで届くようにしておくには、血小板凝集、言い換えれば、血液を固めて止血する働きを担う血小板の働きをコントロールして、抑える必要があるのです。

えのきたけに含まれるキノコキトサンには、これらの機能を助けて血液サラサラの状態にすることが証明されたのです。

血液中の脂質が便とともに排泄され、血液の質が向上したため、血流も改善またえのきたけに含まれるフラムトキシンという成分には強心作用があります。血液を全身に送るポンプの役目を担う、心臓の働きをサポートするというものです。
基礎代謝とダイエットの密接な関わり

③えのきダイエットは、リバウンド率がとても低い。
えのきたけはとても低カロリーなうえ理想的な栄養バランスが含まれている食材です。食物の基本栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物の3つですが、えのきたけはたんぱく質と炭水化物の2つのバランスが均等で、脂質だけが少ないという特徴を持っています。

ダイエットを始めると多くの人が食事制限を行ない、栄養素の摂取量が低下します。

または、脂質を極端に減らして肌がしわしわになったり、炭水化物の量が不足して肝機能が低下したり、集中力が低下したり、筋肉を保つたんぱく質の量が減って基礎代謝量が落ちたりしてしまうことがあります。

なんらかの栄養素が不足でからだが飢餓状態になると、健康を害したり、不足した栄養素を一気に補おうという欲求からリバウンドしやすくなったりします。

上手にダイエットしたければ、栄養のバランスを崩してはいけません。体内の代謝メカニズムを正常に保ちながら、余分な脂肪だけを減らしていくことです。

えのきダイエットは、食事の栄養バランスを変えることなく、食べながら脂肪だけを減らしていきます。
ダイエットと栄養素の関係

えのきダイエット7ヶ条
その方法はいたってシンプルで「毎日えのきたけを食べるだけ」ではありますが、より多くの方に確実に健康効果を実感していただくために、いくつかのポイントをまとめました。

このポイントを押さえて体脂肪ダウンや便秘の改善冷え性の緩和、肌あれの予防などなんらかのよい変化が訪れるでしょう。

①朝食、昼食、夕食晩、いつ食べても0K
いっぺんに食べてもいいですし、50グラムずつ食べても効果に違いはありません。食事のリズムや体質に合わせてえのきたけを食べるタイミングはいつでも構いません。えのきたけは安全な食材ですから、食べる量が増えても問題はありません。せっかくえのきたけを食べていても排泄が追いつかないほどの食事量を摂っていては成果は期待できません。摂っていけないものはありませんが適量を心がけましょう。

②えのきたけだけを食べることはNG
早くやせたいからと、えのきたけだけの食事にすることは厳禁です。えのきたけに含まれている栄養素は優れた機能性を持っていますが、単品で健康を保てるということではありませんし、たんぱく質、炭水化物、脂質のバランスの取れた食事が健康の基本です。
えのきたけをプラスすると体内の余分な脂肪を排泄させ、栄養の吸収率を高めるという働きにつながります。→痩せる食生活に変える方法


③からだを温める飲み物を飲む
えのきたけの効能でもある血行促進をさらに高め、代謝を上げるために、からだを温めるお茶を飲みましょう。便もその成分の9割は水分です腸の中に温かい水分が送られることでスムーズな排便につながることもあります。血流改善とともに代謝を上げることも期待できますから、紅茶、ジャスミン茶などカロリーの低い発酵茶をホットで飲みましょう。お茶が苦手な方は白湯でもいいでしょう。→白湯のダイエット効果

④えのきたけはよく噛んで食べる
短く切るほかに、よく噛むことも吸収率を上げるポイントです。ひと口30回以上を目標にしてみましょう。新鮮なえのきたけは、噛むとほんのりとした甘みが感じられます。

⑤えのきたけは短く切って食べる
えのきたけの細胞壁はとても固いので長いまま食べると未消化で便に混じることがあります。その場合も栄養素の3分の2はからだに吸収されていますが短く切った方が吸収率は高くなります。料理にもよりますが味噌汁やスープ炒め物などに用いるときは1~2センチ程度に鍋に入れるときも市販品の長さの半分程度に切るなど工夫してみてください。

⑥えのきたけと他のきのこを組み合わせる
えのきダイエットでもっとも大事なのは、飽きずに続けることです。そのために、きのこのおいしい食べ方や食べ合わせを紹介しています。えのきたけに他のきのこをプラスすることは、健康効果の広がりになりますので、おいしい組み合わせを見つけてください。

⑦お腹がゆるくなったら食べる量を少し減らす
きのこを食べ慣れていない方は、きのこに含まれる豊富な食物繊維のために、食べ始めは便がゆるくなることがあります。腸はよく動かすほど元気になります。おそらく2~3日で落ちついてきますので、えのきたけの摂取量を毎日のグラムに減らす、または1日おきに食べるなど、加減しながら食べ続けてください。



きのこは鮮度が落ちてくると自分のからだを分解して土に戻そうとする「自己消化」が起きるからで、この過程で多くの栄養成分は分解され、変化してしまいます。

日数の経過している海外産と鮮度のいい国内産のシイタケの栄養成分を比較してみたところ海外産は血糖コレステロールを下げるエリタデニンという成分の量が平均して約半分に減っていました。ですから、きのこはどれもできるだけフレッシュで元気のいいものを購入してください。→コレステロールを下げる方法

鮮度のいいものを見分けるポイントをみていきましょう。

傘がキュッと締まったもの
多くのきのこのからだは、頭である傘と胴体に分かれています。えのきたけも小さな傘と長い胴体がありますが、その傘がくにゃっとなっていたり、変色していたり、胴体がしなってきているものは良くありません。全体的にシャキッとした印象を持つものが、鮮度がいい状態です。

袋に水滴がついていないもの
袋詰めされて売られている際には、水滴のあるなしを見てください。きのこから水分が出ているというのは、自己消化が始まっている証拠です。袋の内部に水滴がたくさんついていたり、水気が多く出ていたりするものは避けましょう。

近隣産地のもの
通常は近くで収穫されたものほど、売り場に並ぶまでの日数も少なくなります。そうした観点から、遠くの海外産地のものよりも日本産地。住んでいる場所の近隣産地のもののほうが、鮮度がいい可能性が高いでしょう。



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